私は4ヶ月ほど前から老人介護施設でヘルパーとして働いています。
勿論、施設を利用している半数以上の利用者の方が認知症を患っているんですが
最近になり高齢になって認知症が進行していても条件反射ってするんだな～と驚いています。
難しく言うと学習心理学ってもんなんですが人は意識がある限り身につけているのかも知れません。

日本は高齢化が進み介護職員の需要が高まりつつあるんですが逆に言ってしまえば本当に人手不足なんです。
1人、1人の利用者の皆さんに気を配っているつもりではいるんですが
正直構っていられないのが残念な事実でもあります。
認知症を患ってしまうと赤ちゃんがえりしてしまうと言うんですがこれは本当の話です。
なかには構って欲しいがゆえに食べ物をわざと溢してみたりおしめを脱いだりするから困ったもんです。

でも、これが高齢者の条件反射の1つだと介護福祉士が教えてくれました。
ヘルパーではなく介護福祉士に構って欲しくて余計な事を繰り返すそうです・・驚きの事実です。
認知症を患っていても学習心理学はしっかり備わり条件反射として行動に現れるんですよ～知っていましたか？
介護の業界に飛び込んで初めて人の心理の奥の深さを痛感したような気がします。

確かに言われてみれば利用者は家族に会いたがっている人が多いんですが実際は会いに来ない。
口には出しませんが寂しいから甘えたいんでしょね・・認知症を患っていると子供がえりしてしまうので
職員の気をひき構って欲しい気持ちがパワーアップした学習心理学として備わっているのかも知れません。